・・・ それ、 INOCA (イノカ)かもしれません
INOCA(イノカ)、Ischemic Non obstructive Coronary Artery disease(虚血性非閉塞性冠疾患)の略で、心臓の血管冠動脈に目視できる閉塞・狭窄がない狭心症ということです。
元々、動脈硬化リスク(糖尿病・高血圧・脂質異常症等)を持っている患者さんの胸痛は労作性狭心症といわれ、この場合は冠動脈に目視できる明らかな閉塞・狭窄がみられます。
一方で、動脈硬化リスクが低い患者さんの胸痛では冠動脈が正常にみえることからこれまでは検査をしても正常と診断されることが多くありました。
冠動脈が一時的にけいれんを起こして狭くなり、心臓(心筋)に十分な栄養(酸素)が供給されなくなって、狭心症の発作が起こることがあります。
特徴は、日本人に多く、発作が主に深夜から早朝の安静時に出現します。
言葉通り、冠動脈のより末梢の直径が100μm以下(髪毛の直径程度)の微小な冠動脈の動脈硬化や拡張不全、収縮亢進のために胸痛が起こる狭心症です。
末梢血管のため冠動脈は正常にみえます。
近年、INOCA(イノカ)を診断するための新しい器械が開発され、今まで診断することができなかった原因不明の胸痛に対する確定診断の道筋ができたのです。
みなさまの不安を払拭するため、また日々の健康維持のため、この度、「胸痛外来」を開設いたしました。お気軽にご相談ください。
胸痛外来 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | - | - | - | - | 〇 | - |
午後 | 〇 | - | 〇 (14時~) |
- | - | / |
お問い合わせ先:東京蒲田病院
【 代表 】03-3733-0525